大会長の挨拶

日本臨床動作学会第25回学術大会ならびに第32回学会主催研修会につきましては、福岡での開催となりました。会場は福岡市東区の福岡リーセントホテルです。福岡空港及びJR博多駅からも地下鉄でお越しいただける場所にあります。

さて、臨床動作法は成瀬悟策先生により脳性まひなどの障がい児者の支援法として開発されました。さらに、半世紀にわたり支援の対象を広げ、病院における医療の分野や学校現場における教育の分野、司法矯正の分野、福祉の分野、スポーツの分野、災害支援等、様々な分野で適用されるようになり、効果を挙げています。その対象者も広範囲に渡り、0歳児の赤ちゃんを含む乳幼児期から学童期、思春期、青年期、成人期、老年期まで様々な発達段階にある方への支援に用いられています。生涯にわたる各発達段階やその移行期には様々な課題があり、問題や症状が生じることがあります。そこで本大会のテーマを「生涯発達を支える臨床動作法」とし、各発達段階での困難な状況に臨床動作法はどのように貢献できるのか、そのようなことを研究発表やシンポジウムを通して考える機会にしたいと思います。

会場の福岡リーセントホテルの隣には、日本三大八幡の一つである筥崎宮がございます。また参道の先の海岸は、博多祇園山笠の舁き手達が身を清め、「お汐井とり」を行うところです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 また、皆様にお越し頂く10月は、味覚の秋で、福岡は新鮮なお魚や果物がおいしく、博多の名物料理の水炊きやもつ鍋、屋台の焼き鳥やラーメンもお楽しみいただければと思います。

 

          スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ちしています。

 

                                                                                                      第25回学術大会・第32回学会主催研修会実行委員会

実行委員長

九州大学人間環境学研究院  大場 信惠